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「怒りおやじ」にさせないで

フリーランスライターの私は、生活していくためにいろんな会社とお付き合いし、仕事をさせていただいております。
実は、仕事先との関係で一つだけ、できれば避けたいと思っていることがあります。
それは、注意したり怒ったりすることです。
 
でも、ときどき怒ってしまうことあるんですよね。
 
注意したり怒る相手は、一緒に仕事をする編集者。
その理由はもっぱら、仕事の姿勢にあります。
仕事がいい加減であったり、適当であったり、雑であったりするために見過ごせないことが起きると、注意することがあります。
でも、つい言い過ぎてしまい、結果的に怒ったようになってしまう、というのが毎回のパターンです。
 
「それなら注意しなければいいじゃん」と思われるかもしれませんが、それもできません。
放置すると結果的に振り回されたり、後々ツケが回ってくることにもなりかねないからです。
 
こちらとしては、本当は注意したり怒りたくないんですよ。
注意したり怒ったりすると、ストレスが相当溜まるし。
「怒りおやじ」にさせないでください。
 
実は先日も、ちょっとしたことで、少し前に一緒に仕事をしたHさんという編集者を注意しました。
 
些細なことでしたが、お金が絡むことでしたので、直接本人に注意しようと電話したら、あいにく休暇で不在。
どうしようか考えた結果、間をあけるのもよくないと思ったので、注意したかったことをひとまず、メールで伝えることにしました。
普段は、メールで注意したり怒ることはありません。
必ず電話なり直接会って言います。
 
メールでは、注意しようと思ったきっかけになった行為が、なぜよくないのかを、できるだけ論理的に説明し、理解できるよう配慮したつもりでしたが、振り返ってみると、言葉は少しキツメだったかも……。
怒っていると思われたかもしれません。
 
そんなHさんから昨日夜、その件で私に電話がかかってきました。
「申し訳ありません」と言う声の調子からして、怒られたと感じ、なおかつ私のことを怖いと思った様子が、ありあり伝わってきます。
 
「やっちまったな」という感じです。
 
ところで、これまで注意したり怒ったりした編集者には、一つの共通点があります。
それは、皆20代前半~半ばと若く、編集者どころか社会人としての経験がまだ浅いということです。
 
注意するのは、見過ごすことのできない大事なことだったから。
でも、連絡すべきことを連絡してこなかったなど、実は些細なことが多いんです。
経験が浅いゆえに些細なことがわからないのか、資質や性格に問題があって些細なことが理解できないのかは、上司ではないのでわかりませんが、Hさんの上司が適切に指導してくれれば ……と思うわけです。
 
Hさんと電話で話をしながら、そんなことを思っていると、Hさんがこんなことを言ってきました。
 
「社内でちゃんと教えてくれたり、言ってくれる人がいないんです。こうして注意してくれるのはありがたいです」
 
後半はともかく、前半が本当だとすれば、Hさんの周辺の環境に問題アリですよね。
 
Hさんからこの話を聞いたとき、「上司学」を提唱されている嶋津良智さんの講演の取材で、嶋津さんが言っていた次の一言を、ふと思い出しました。
 
「部下を持つ上司というのは、世の中から部下という人を預かっている立場にあるのですから、育てて社会に返すことが必要です。それが上司の大切な役割であり、責任です」
 
上司学について詳しいことを知っているわけではありませんが、この言葉だけで判断すれば、Hさんの上司は社会的責任を果たしていないわけで、そんな上司につかなければならないHさんはある意味、気の毒なのかもしれません。
 
上司学については、嶋津さんの著書『だから、部下がついてこない!』でも詳しく紹介されているようです。
部下を持つ上司になった経験がなく、そもそも上司という存在をよく理解していない面があるので、近いうちに読んでみようと思っています。
 
 
 
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