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月刊誌『プレス技術』に記事が掲載されています

日刊工業新聞社発行の月刊誌『プレス技術』の最新号(2016年9月号)に、私が取材・執筆を担当した記事が掲載されています。
 
記事は特集2「現場力を引き出すプレス・板金加工の安全対策」に掲載されている内山製作所の事例。
タイトルは「事業拡大を支える安全対策の強化」です。
 
内山製作所は群馬県館林市に本社を置く板金加工業。
主に建設機械の部品を製造しています。
 
2011年に改正施行された労働安全衛生法で、一定の要件を満たすプレスブレーキ(金属を曲げる機械)に対して、新たに「プレスブレーキ用レーザー安全装置」が「プレス等による危険の防止」措置の1つに認められましたが、この法改正は、実は同社が厚生労働省に対して働きかけたことによって実現しました。
それまでは、生産性が落ちるという理由から、プレスブレーキには安全装置をつけない、あるいはつけても機能をオフにするということが珍しくありませんでした。
しかし海外では、安全装置の装着は当たり前。
ドイツ製の機械を使っていた同社はドイツで、日本の機械には装着されていない安全装置が普通に装着されているのを目の当たりにして、ドイツから安全装置に取り寄せて、自社工場のプレスブレーキ全台に装着します。
この時点で日本の法律には違反することになるのですが、その後、厚生労働省の担当官に許可してもらうべく、法改正を要請。
その後、2年ほど経て、法律は改正されました。
この2年間でまったく問題ないことを実証し、法改正につながりました。
 
同社が一気に機械の安全対策を進めたのは、事業拡大に必要な人材を確保するためでもありました。
同社は従業員が300名近くおり、板金加工業の中では大規模。
リーマン・ショックから素早く立ち直った後は右肩上がりの成長を続けていますが、機械の安全対策が万全でなかったときは、事業拡大のために人材を募集しても、思ったように採用できないでいました。
そこで安全対策を進め人材が集まりやすくしたというわけです。
安全が確保されたため、とくに熟練工である必要もなくなり、海外からの研修生などを大量に採用できるようになったそうです。
そのため、同社の工場は日本人だけでなく、ベトナムなど各国の従業員が働くようになり国際色豊かになりました。
 
ご興味のある方はぜひ、お手に取ってご覧ください。
 
 
 
 
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6 Comments

hippopon  

No title

社長さんのつらがまえがいいですね。
上場したてではないですか!

2016/08/09 (Tue) 14:30 | EDIT | REPLY |   

管理人の大澤裕司  

hippoponさんへ

コメントありがとうございます。

この会社は上場していませんよ。
多分、しないでしょう。
この手の金属加工業が上場することは、
会社の規模に関係なく、ほとんどないです。

2016/08/09 (Tue) 18:24 | EDIT | REPLY |   

自遊自足  

No title

安全優先って考えてる会社は伸びるんですね~ 多分人を大切にしてるからなんでしょうね

2016/08/09 (Tue) 18:42 | EDIT | REPLY |   

管理人の大澤裕司  

自遊自足さんへ

コメントありがとうございます。

事故が起これば結果的に、企業は大きな
ダメージを負いますからね。
金銭面で痛い出費を負うだけでなく、
企業イメージも地に堕ちます。
万が一訴えられたらそれこそお終いで、
安全対策をケチったばっかりに
高い代償を支払うことになります。
安全面を疎かにする会社は、
これが理解できないんでしょう。

2016/08/09 (Tue) 20:05 | EDIT | REPLY |   

hippopon  

No title

わぁ、、大変。
ものって壊れ始めると次々にで出費が重なりますけど、、。

商売道具ですものね、投資していい仕事で回収してくださいね。

これもチャンスでいい運が来るかもしれませんよ。

2016/08/10 (Wed) 14:39 | EDIT | REPLY |   

管理人の大澤裕司  

hippoponさんへ

コメントありがとうございます(1つ後の記事へのコメントですよね)。

商売道具ですから、本当に先送りできないです。
これを機に本当に運がめぐってくれれば……。

2016/08/10 (Wed) 14:56 | EDIT | REPLY |   

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