紫煙とともに甦る2ストバイクの思い出

先日、地元の書店で何気なくクルマ・バイク関連の雑誌を眺めていたら、『Mr.Bike』の最新号(2009年8月号)に目が留まりました。
目が留まった理由は、2ストロークバイクを特集していたからです。
 
特集タイトルは「紫煙とGの美学。2ストロークREDBOOK」、サブタイトルが「2ストロークよ永遠に!!」です。
1980年代以降の2ストロークバイクを振り返っています。
 
いまはバイクも、「エコ」という時代の流れを無視できず、4ストロークが主流。
2ストロークは見る影もありません。
 
でも、この特集記事を読んだとき、高校時代のことを懐かしく思い出したものです。
 
私が高校生だった1980年代半ばは、日本のバイク界はレーサーレプリカの全盛時。
当時、私の周りでは不思議と、2ストのバイクに乗っているのが多かったです。
それも、ヤマハの「TZR250」など当時の最新2ストバイクを手に入れることなど難しかったので、TZRの前身にあたるRZシリーズが多数を占めていました。
 
そんなことにも影響され、原付免許を取って半年間バイトし、貯めた金で買ったはじめてのバイクがヤマハの「RZ50」でした。
でも、買って半年後には盗難に遭い、その後、大学で中型免許を取るまでは何も乗りませんでした。
 
現在はバイクに乗っていませんが、2ストでバイクをおぼえたせいか、いまでもバイクは2ストが好きです。
エンジンブレーキがかかり過ぎる4ストには、あまりなじめません。
 
RZは1980年代の2ストバイク、そして日本のバイク史を語るうえで忘れてはいけないものです。
特集でも巻頭で大々的に、最初に発売された「RZ250」をフィーチャーしています。
 
RZ250が発売された当初、私はまだ小学生でバイクにも興味がなく、当時の熱狂ぶりは知りません。
高校生のときにはTZRが発売されたので、すでに旧型の部類でした。
しかし、友人が持っていたので何度か運転させてもらったことがあります。
エンジンは低速域のトルクが細く使いものにならないものの、回転を上げると急激に力強くなり、勢いよく加速していくのは鮮烈そのもの。
そんなRZ250がいまでも好きです。
もう中古市場でもほとんど出回っていないと思いますが、あっても信じられないほどの高値になっているようです。
 
それに1980年代は、400cc以上の2ストバイクもまだ健在でした。
ホンダはV型3気筒の「NS400R」、ヤマハはV型4気筒の「RZV500R」、スズキはスクエア4の「RG400Γ/500Γ」で、当時のレーサーとまったく同じエンジン形式を採用していたものです。
いま見ても、ぶっ飛んだバイクばかり。
こんなの乗りこなせる人なんているのだろうか……と思いますが、それだけ当時は、バイク業界に活気があったということなのだと思います。
 
『Mr.Bike』の最新号は、酸っぱくほろ苦い高校時代の思い出を蘇らせてくれました。
でも、それ以上に2ストの寂しい状況には考えさせられました。
エコな2ストバイクってできないものなのでしょうか?
 
 【おまけ】RZ250/350の動画

 

もっと盛り上がれスポーツカー

日本の自動車業界はいま、エコカー一色。
なかでも、トヨタの新型「プリウス」の売れ行きは異常とも思えるほどです。
ベストカー』最新号(2009年8月26日号)の新車販売台数一覧によれば、6月のプリウスの販売台数は2万2292台。
ライバルのホンダ「インサイト」を大きく引き離している(インサイトは同月8782台)どころか、軽自動車を含めた全自動車のなかでも最多の販売台数となりました。
 
たしかに、CO2排出量や燃費といった環境性能の追究は、現在のクルマづくりでは避けて通れません。
しかし、エコ一辺倒の風潮に何か物足りなさを感じる人もいるのではないでしょうか?
ペーパードライバーの私でさえそう思います。
道具でありながら嗜好性の高いクルマは、もっと多様であってもいい気がします。
 
だからといって、ハイブリッドカーやEV(電気自動車)を否定しているわけではありませんからね。
決して誤解しないでください。
 
それにしても、こうもエコカー色が強くなると、ときには尖ったクルマに目が行くのではないでしょうか?
たとえば最近でいえば、スバルが7月23日の発表した「インプレッサ WRX STi スペックC」のように。
 
スペックCは、グループNのホモロゲーション取得の関係で900台限定の発売。
つまり、レースでの使用を前提に発売されるモデルです。
おそらく、街乗りメインでこれを買う人はほとんどいないでしょう。
 
レースを前提しているだけに、現行のノーマルWRX STiとの違いも多々あるようです。
『ベストカー』の最新号によれば、ターボ性能やシャシーの強化やインタークーラーウォータースプレーの搭載、アルミ製ボンネットの採用などによる軽量化……など多々あるよう。
それでいて、価格はノーマルのWRX STiと同じ368万5500円。
はっきり言ってお買い得なはず。
いっそのこと900台限定なんてことを言わず、日産の「GT-R」のようにずっと売ればいいのにと思うのですが、ノーマルのWRX STIと同じ価格で発売するとなると採算が合わないんでしょう。
 
次号の『ベストカー』(9月10日号)で試乗記が紹介されるとのことなので、そちらも楽しみです。
 
インプレッサがこうなってくると、ライバル関係とされる三菱の「ランサーエボリューションⅩ(ランエボⅩ)」も何か特別仕様を出すか、ニューモデルのランエボⅪでも出すと盛り上がること間違いなし。
ホンダも「シビック タイプR」の欧州モデルを台数限定で発売することが決定していますが(詳しくはこちら)、『ベストカー』によれば春の予定がずれ込み遅れているとのことです。
でも、期待大であることには間違いありません。
 
バカ高いGT-Rはともかく、STiやランエボ、タイプRといった、頑張れば何とか手が届きそうな価格帯のスポーツカーが盛り上がると、ワクワクするものです(インプレッサはデザインがスポーツカーっぽくないですが……)。
ハイブリッドカーやEV以外は盛り上がりに欠ける日本の自動車業界を刺激するカンフル剤になり得る気がします。
あとは、マツダで「RX-8」のニューモデルか「RX-7」の復活があると言うことなし、といったところでしょうか?
 

プロフィール

大澤裕司(yuji)

Author:大澤裕司(yuji)
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2005年から本格的に、ライター稼業で生計を立てています。
主な取材分野は技術開発、中小企業、モノづくり(生産技術、生産管理も含む)、IT活用、人材育成、など。
2008年8月には初の著書『これがドクソー企業だ』を上梓しました。

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